視覚障害者の婚活ノウハウ

この週末はお見合いが4件!30代・40代を中心に活動が活発化しています

目次

いつも全国視覚障害者結婚相談所のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

春の訪れとともに、当相談所では素敵なご縁が次々と動き出しています。
この土日は、合計4件のお見合いが予定されています。一組でも多くのカップルが「交際」へと進めるよう、心から応援しております。

サービス開始から1年半で50名以上のご相談

2024年9月に当ホームページを立ち上げてから、おかげさまでこれまでに50名を超える方々に無料相談をご利用いただきました。

当初の予想を上回る反響をいただき、会員数も着実に増えております。それに伴い、お申し込みやお見合い、そして交際へと発展するケースも非常に活発になってきました。

幅広い年齢層と、30代・40代のニーズ

現在、当相談所には20代から60代まで、幅広い年齢層の方々からお問い合わせをいただいております。
とりわけ最近では、30代・40代の方々からの「将来を共に歩めるパートナーを見つけたい」という切実な声が多く寄せられているのが特徴です。

視覚に障害があるからといって、結婚を諦める必要はありません。私たちは、お一人おひとりの状況に寄り添い、安心してお相手探しができる環境を整えています。

より良いサービスを目指して

これからも、より一層多くの方に質の高い婚活サービスを提供できるよう、誠心誠意努めてまいります。

「まずは活動の流れを知りたい」という方は、ぜひ入会から成婚までの流れをご覧ください。

また、どんな小さな疑問でも構いません。まずは無料相談でお話ししてみませんか?

皆様の勇気ある一歩を、全力でサポートさせていただきます。

【一歩踏み出す勇気】「今のまま」から「二人」の未来へ。心が現状維持を好む理由とは?

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日々の暮らしの中で、「誰かと人生を共に歩みたい」と思いながらも、つい「今のままでも困っていないし」「新しい環境に飛び込むのは怖い」と足踏みしてしまうことはありませんか?

実は、そう感じるのはあなたの心が弱いからではありません。人間の本能が、そうさせているのです。

心は「現状維持」が大好き

私たちの脳には、変化を避けて現状を保とうとする「心理学的恒常性(ホメオスタシス)」という機能があります。

たとえ現状に満足していなくても、脳にとっては「昨日まで生きてこれた今の状態」が一番安全だと判断されてしまうのです。だから、新しい出会いを探そうとすると、無意識にブレーキがかかってしまいます。

勇気とは「怖くない」ことではない

「いまと違う人生」を歩みたいのであれば、この本能によるブレーキを少しだけ緩めて、一歩を踏み出す必要があります。

ここで大切なのは、勇気とは「恐怖を感じないこと」ではなく、「怖いままでも進んでみること」だということです。
「見えない・見えにくい」中での婚活には、移動の不安や、相手にどう伝わるかといった特有の悩みもあるでしょう。しかし、その一歩の先には、一人では味わえなかった景色や、支え合える喜びが待っています。

私たちがその「一歩」を支えます

「今のまま」の延長線上にない未来を掴むには、環境を変えるのが一番の近道です。

当相談所では、視覚障害に理解のあるスタッフが、あなたの不安に寄り添いながら成婚までをトータルにサポートいたします。一人で怖がる必要はありません。

「いつか」ではなく「今」、新しい人生への扉を一緒に叩いてみませんか?

あわせて読みたい

まずは、お気軽に無料カウンセリングから始めてみましょう。あなたの勇気を、私たちは全力で受け止めます。

お見合い写真の撮影、私たちと一緒に進めましょう。

こんにちは。全国視覚障害者結婚相談所のスタッフです。今回は、会員の皆さまからよくご質問をいただく「お見合い写真の撮影」について、弊社のサポート内容をご紹介します。

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視覚障害者にとって、写真撮影はちょっと大変

婚活では、プロフィール写真がご自身の第一印象を相手の方に伝える大切な要素になります。ところが、視覚に障害がある場合、「どのスタジオへ行けばよいか」「当日の移動はどうすればいいか」「自分の表情や服装の仕上がりが確認できない」など、さまざまな不安や疑問が生まれやすいものです。

目が見えない・見えにくい状態では、初めてのスタジオへの移動ひとつとっても準備が必要ですし、「自分の表情がちゃんと伝わっているか」「撮れた写真はどれがいちばんよいか」を一人で判断するのも難しいことがあります。

当相談所では、こうした「見えないからこそのハードル」を、一つひとつ丁寧に取り除くサポートをご用意しています。写真撮影のご不安は、どうかひとりで抱え込まないでください。

全国展開だからこそ、信頼できるスタジオをご紹介します

弊社は全国を対象にサービスを展開しております。そのため、担当スタッフが必ずしも皆さまのお住まいの地域へ直接伺えるわけではございません。

そこで弊社では、各地域において「お見合い写真の撮影に適したスタジオ」をあらかじめ調査・厳選し、会員の皆さまへご紹介するサービスを行っています。紹介するスタジオは、アクセスのしやすさやスタッフの丁寧な対応など、視覚障害のある方にとって安心できる条件を確認した上で選んでいます。

また、弊社からスタジオへ事前にご状況をお伝えし、当日スムーズにご対応いただけるよう橋渡しも行っております。

撮影後はLINEビデオ通話で一緒に写真を確認します

撮影が終わったあと、「どの写真がいちばん自分らしく撮れているか」を自分だけで選ぶのは難しいものです。そこで弊社では、撮影後にスタジオからデータをご用意いただき、LINEのビデオ通話を使ってスタッフと一緒に写真を確認する時間を設けています。

スタッフが画面越しに写真を一枚ずつ確認しながら、表情の自然さ・背景とのバランス・全体の明るさなどをわかりやすく言葉でご説明します。「こちらの写真は笑顔がとても自然で、相手の方への印象もよさそうです」といったように、具体的にお伝えします。

ご自身では確認しにくい部分も、スタッフが丁寧に言葉でお伝えします。「納得のいく一枚」を一緒に選んでいただくことで、自信を持って婚活をスタートしていただけます。

視覚障害があっても、婚活は自分らしく進められます

当相談所は、視覚障害のある方が婚活のあらゆる場面で「どうすればいいかわからない」と立ち止まることなく、安心して前へ進められることを大切にしています。

写真撮影はその第一歩です。「きれいに撮れた一枚」があるだけで、気持ちがぐっと前向きになります。スタッフ一同、皆さまの素敵な出会いを全力でサポートしてまいります。

写真撮影についてのご不安やご質問は、どうかお気軽にご相談ください。一緒に考え、一緒に進んでいきましょう。

東京近郊の方はショッピング同行付きのサービスもございます。

成婚のご報告

このたび、全国視覚障害者結婚相談所・ふぁみまりにて、ご成婚者が誕生いたしました。心よりお祝い申し上げます。

今回ご成婚されたのは、弱視・網膜色素変性症をお持ちの40代後半の男性(教師)です。お相手は晴眼の女性で、ご入会からわずか6ヶ月でのご成婚となりました。

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どんな方が成婚されたの?

弱視・網膜色素変性症という目の病気をお持ちの方です。以前にも結婚を考えたことがあったそうですが、病気への理解が得られず、結婚直前で破談になった経験をされていました。
そのつらい経験を乗り越え、「今度こそ最初から正直に伝えたうえで、理解してくれる人と出会いたい」という思いで、全国視覚障害者結婚相談所にご入会くださいました。

晴眼の女性とのご縁

お相手は晴眼の女性です。
初めて会ったとき、彼女は彼の見えにくさを必要以上に特別扱いするのではなく、順番待ちの記入をさりげなく手伝ったり、暗い場所でそっと手を引いてくれたりと、自然体で寄り添ってくださったそうです。
その自然な優しさが、彼の心に深く響きました。

成婚までの道のり

入会後は、内山と二人三脚で活動を進めました。
毎日「朝と夜のひと言」を連絡する習慣、デートの計画と振り返りの共有、スタイリングのサポートなど、小さな積み重ねが信頼につながっていきました。また、国立障害者リハビリテーションセンターをご紹介したことで、同じ職業を持つ患者コミュニティとのつながりも生まれ、ご本人だけでなくお相手やそのご家族にとっても安心の土台となりました。

真剣交際に進んでからは、将来の住まいや生活について具体的に話し合えるようになり、6ヶ月でのご成婚退会となりました。

成婚者からのメッセージ(一部ご紹介)

見えにくさがあっても、できることを丁寧に続けること——連絡のひと言、次の約束、感謝を伝えること——その小さな積み重ねが大きな信頼になる、とおっしゃっています。
不安は一人で抱えず、専門家に頼ることも大切。婚活を楽しむ気持ちを忘れずに、一歩ずつ進んでほしいというメッセージをいただきました。

成婚者様にお伺いした詳しいエピソードが、提携の結婚相談所「ふぁみまり」が所属する連盟IBJのサイトに掲載されています。興味のある方はぜひ読んでみてください。


全国視覚障害者結婚相談所について

全国視覚障害者結婚相談所は、視覚に障害のある方の婚活を専門にサポートする結婚相談所です。さまざまな見え方の方が活動されています。


まずはお気軽にご連絡ください。

視覚障害がある私でも結婚できる?心を閉じていた全盲男性が気づいたこと

あなたを幸せにしてあげられるのは、あなたしかいない

視覚障害があると、婚活や結婚は難しいと感じていませんか。
特に全盲の方やロービジョンの方の中には、「本当は結婚したいけれど、自分には現実的ではない」と心に蓋をしている方も少なくありません。

今回は、全盲の男性会員様の振り返りを通して、
「心が動く瞬間」と「自分で幸せを選ぶ覚悟」についてお伝えします。


心を閉じていると、何も始まらない

全盲の男性会員様が、こう振り返ってくれました。

これまでのお見合いは、
条件も悪くない。
会話も問題ない。

けれど、どこか淡々としていた。

「仕事相手と話している感じでした」

「自分は本当に誰かを好きになることがあるのだろうか」

本当は結婚したい。
でも傷つきたくない。
期待して裏切られるのが怖い。

だから無意識に、感情を動かさないようにしてしまう。

それは防御です。
けれど、防御している限り、幸せは入ってきません。


心が動いた瞬間

あるお見合いで、彼の心は動きました。

最初から「異性として感じられた」と言います。

そして結婚観を切り出すときに、強い緊張を覚えました。

「自分にも、こんな感情があるんだ」

相手との出会い以上に、
「自分の心がちゃんと動く」とわかったことが、大きな収穫でした。


幸せは、待っていても始まらない

  • 良いと思ったなら伝える
  • 後悔しないように向き合う
  • スピード感を持つ
  • 熱量を届ける(押しつけにならない配慮を忘れずに)

控えめでいることは安全です。
けれど、安全と幸せは同じではありません。

「私は幸せになりたい」と決めること。
その決断が、未来を動かします。


視覚障害があるから無理、ではない

視覚に頼らない分、言葉の温度や声の揺らぎを丁寧に感じ取る力があります。

それは、結婚生活において大きな価値です。

問題は障害ではありません。
「どうせ無理」と自分で可能性を閉じることです。


潜在意識の声を、無視しないで

もしあなたが、
結婚は気になるけれど動いていないのなら。

本音はもっと静かです。

「本当は、隣に誰かがいてほしい」

あなたを幸せにしてあげられるのは、あなたしかいない。

怖くてもいい。完璧でなくていい。
自分の願いに、誠実でいてください。


視覚障害のある方の婚活相談はこちら

もし今、「一歩を踏み出すかどうか」で迷っているなら、
まずは状況を整理するところから始めませんか。

視覚障害のある方の婚活に特化した相談を行っています。
あなたの環境や不安に合わせた現実的な選択肢をご提案します。

▶ 視覚障害当事者向け 婚活無料相談はLINEから

※この記事は会員様ご本人の了承を得て掲載しています。

全国視覚障害者結婚相談所について

私たちは、視覚障害のある方専門の結婚相談所として、これまで多くのご相談を受けてきました。

「本当は結婚したいけれど、自信がない」
そんな段階からのスタートを大切にしています。

▶ 無料相談はLINEから

【全盲会員の体験談】お見合い場所選びで大切なこと~ホテルラウンジをおすすめする理由~

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はじめに

当相談所で活動中の全盲の会員様から、お見合いについての貴重な体験談を共有していただきました。これは一人の全盲の方が実際に感じたことであり、すべての視覚障害者の方に当てはまるわけではありませんが、これから婚活を始める方、現在活動中の方にとって参考になる情報だと思います。ご本人も「ぜひ他の方の参考になれば嬉しい」とおっしゃっていますので、ここに記させていただきます。

百貨店のランチタイムは想像以上に難しい

結論から申し上げますと、百貨店でのランチタイムのお見合いは、全盲の方にとってかなりハードルが高いとのことです。

具体的な課題として以下が挙げられました:

・混雑による時間の読めなさ
ランチタイムは非常に混んでおり、順番待ちの時間が読めません。お見合いという時間が決まっている約束では、この不確実性が大きなストレスになります。

・スタッフへのサポート依頼のしづらさ
忙しい時間帯のため、スタッフの方々に声をかけることが心理的に難しくなります。順番待ちの紙を発行するシステムの利用、席を確保してから入り口に戻る動線の説明など、サポートを必要とする場面は多いのですが、忙しそうなスタッフに頼みにくいのが実情です。

・1階から目的地までの移動の複雑さ
百貨店の場合、エントランスから目的の飲食店フロアまでの移動が大きな課題となります。エレベーターの位置を探し、目的階に到着してからも店を探す必要があり、これらをお見合い前にこなすのは相当な負担です。

・お見合いへの理解度の違い
一般的なカフェや百貨店の飲食店では、「お見合い席なのですが、お相手はどちらの席に案内するといいですか?」といった相談をするのも気が引けてしまいます。

これらのタスクを自力でこなそうとすると、お見合いが始まる前に気力を使い果たしてしまう可能性があるとのことでした。

ホテルラウンジをおすすめする理由

一方、ホテルラウンジでのお見合いには多くのメリットがあります。

・スタッフの対応の丁寧さ
ホテルのスタッフは接客に慣れており、丁寧で相談しやすい雰囲気があります。お見合いという特別な場面への理解もあり、適切なサポートを受けやすい環境です。

・サポートを依頼しやすい
忙しいランチタイムの百貨店と比べて、ホテルラウンジはサポートを求めやすい雰囲気があります。値段は張りますが、「安心を買う」という意味で、その価値は十分にあると感じられたそうです。

・お見合いへの理解と慣れ
ホテルラウンジのスタッフはお見合いに慣れているため、話がスムーズに進みます。特別な配慮が必要な場面でも、自然に対応してもらえる安心感があります。

移動のしやすさという大きなメリット

ホテルラウンジには、移動面での大きなアドバンテージがあります。

駅直結のホテルの場合:
駅のスタッフに声をかけてフロントまで案内してもらい、その後はホテルスタッフに助力を求めることができます。

駅から離れたホテルの場合:
タクシーでホテルまで行き、ドライバーの方にホテル入り口を教えてもらえば、その後はホテルスタッフにサポートを依頼できます。

いずれの場合も、「フロントにさえたどり着ければ、あとは案内をお願いできる」というシンプルな流れが作れます。これは、複雑な導線の百貨店やショッピングモールとは大きく異なる点です。

同行援護と自力でこなすことのバランス

視覚障害者の方には、移動やお見合い前の準備を手助けしてもらえる「同行援護」というサービスがあります。ただし、お見合いというプライベートな場面では、心理的なハードルを感じる方もいらっしゃいます。

同行援護を利用する場合:
移動やお見合い前の準備の多くの課題は解決できますが、プライバシーに関する心理的ハードルがあります。

自力でこなす場合:
プライバシーは守られますが、工夫が必要で、お見合い前に気力を消耗してしまう可能性があります。

このバランスの中で、プライバシーを確保しつつ、適切に周囲のサポートを受けられる環境として、ホテルラウンジは最良の選択肢だと感じられたそうです。

「自力でこなす」といっても、実際には要所要所で様々な人に頼ることになります。大切なのは、「適切に頼れる環境かどうか」だということです。

お見合い前の時間を穏やかに過ごすために

ご本人が最も強調されていたのは、「お見合い前という緊張する時間をいかに穏やかに過ごすか」という点でした。

周囲の人に聞いて切り抜けることは可能かもしれませんが、それではお見合いが始まる前に疲れてしまいます。人の力を借りやすい環境、つまりサポートを求めやすく、適切に対応してもらえる場所を選ぶことが、お見合いの成功にとって非常に重要だと痛感されたそうです。

おわりに

これは一人の全盲の方の体験談であり、すべての方に当てはまるわけではありません。しかし、お見合い場所を選ぶ際の一つの視点として、大変貴重な情報だと思います。

視覚障害をお持ちの会員様が、少しでもリラックスしてお見合いに臨めるよう、当相談所としても場所選びのアドバイスをしっかりとさせていただきたいと思います。

この情報が、婚活中の視覚障害者の皆様にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。


※この記事は会員様ご本人の了承を得て掲載しています。

「この人で正解にする」と決める

最近よく聴いている音声コンテンツがあります。その中でなるほどなと思ったのが「この人で正解にする」と自分が決めるということ。

婚活を進めるうちに迷いが出てくることや「この人で本当にいいのかな?」と思うこともあります。
接すれば接するほど、自分との違いが大きくなって見えてくるものです。

初めは似ている部分を探そうと無意識に努めますが、シンクロを感じれば感じるほど、今度は小さな差異に違和感を覚え始めるのです。

価値観が同じ人はこの世に存在しません。どの夫婦も、たくさんの違いを、受け止め、受け入れ、受け流しながら乗り越えていると思います。

「この人で正解にする」と決めることは、自分も相手も信じると決めること。たまに思い出しながら進めていってくださいね。

弱視の方へ贈る「お見合い」の必勝ヒント:メニューを武器に、自分らしさを伝える方法

視覚に課題(弱視・ロービジョン)を抱えながら婚活を進める際、「お見合いでどう振る舞えばいいのか」「どのタイミングで自分の見え方を伝えればいいのか」と悩む方は少なくありません。

今回は、実際にご成婚へ向けて活動されている会員様の事例を交えながら、お見合いを成功に導くための具体的なヒントをご紹介します。キーワードは「事前の準備」「魅せ方の工夫」そして「心のギブ&テイク」です。

目次

お見合いの場において、視覚的なハンディキャップを「ただの不便なこと」として終わらせるか、それとも「自分なりの工夫で人生を切り拓いている強み」として魅せるか。その分かれ道は、意外にもテーブルの上の「メニュー」にあります。

1. 事前準備と「スマホ活用」で、不安を自信に変える

お見合いの成功は、当日の第一声よりもずっと前、「準備」の段階から始まっています。
見えづらさを抱えている方にとって、初めて行く場所、初めて見るメニューは緊張の種。だからこそ、実際に成婚に近づいている方は、会場となるカフェへ事前に「下見」に行ったり、インターネットでメニューをあらかじめ確認して内容を頭に入れたりしています。

「何を頼むか決まっている」という余裕があれば、当日は相手との会話に100%集中できるようになります。そしてここからが、弱視の方ならではの「スマートな自己開示」のテクニックです。

あえてお見合いの場で、メニューを手に取ってみてください。その際、自分がどのように工夫して生活しているかを自然に見てもらうのです。
例えば、「少し文字が見えにくいので、いつもこうして読んでいるんです」と一言添えて、スマートフォンでメニューを撮影し、画面をピンチアウト(拡大)して読む姿を見せてください。

これは単に「読めないから助けてほしい」というメッセージではありません。「私は見えづらさがあるけれど、こうして最新のツールや工夫を使いこなして、自立した生活を送っています」というポジティブな自己紹介になります。相手は、あなたの「課題を解決する力」や「前向きな姿勢」を目の当たりにし、安心感を抱くはずです。

2. 「してもらう」から「与え合う」関係へ。言葉でギブする魔法

お見合い中、お相手にメニューを読んでもらったり、エスコートしてもらったりする場面があるかもしれません。その時、「すみません」と申し訳なさそうに謝っていませんか?
婚活において、一方的に助けてもらうだけの関係は長続きしません。大切なのは、何かをしてもらったときに、必ずあなたからも「何かを相手に与える(ギブする)」ことです。

とはいえ、高価なプレゼントを用意する必要はありません。最も強力なギフトは「心に響く言葉」です。

  • メニューを読み上げてくれたら:「とても聞き取りやすいお声ですね。整理して教えていただけたので、すごく助かります」
  • 段差を教えてくれたら:「細かなところまで気がつく、とてもお優しい方なんですね。安心します」

このように、相手の行動を肯定し、その人の人間性を褒める言葉を返しましょう。視覚からの情報が限られているからこそ、声のトーンや言葉選び、相手の気遣いに対して、あなたは人一倍敏感であるはずです。その「繊細な感性」を言葉にして伝えることで、相手は「自分の良さを分かってくれる人だ」と感じ、あなたとの時間に価値を見出すようになります。
「助けられる側」ではなく、「相手に自己肯定感を与える側」に回ることが、交際希望を引き出す秘訣です。

3. 「伝える勇気」が成婚への近道。プロフィール開示がもたらす驚きの成果

「障害のことをいつ、どう伝えるか」は、婚活において最も頭を悩ませるポイントでしょう。当相談所では、一人ひとりの状況に合わせて個別にアドバイスを行っていますが、統計的に見て最もスムーズに交際・成婚へ繋がっているのは、「プロフィールの段階で伝えておく」という方法です。

かつて、他の相談所で目の状態を伏せて活動されていた方がいらっしゃいました。その方は、お見合いの申し込みこそ入るものの、当日お会いして事情を話すと、その後の交際へは全く繋がりませんでした。お相手からすれば、「会ってから聞かされるのは不意打ちだ」と感じ、不信感に繋がってしまったのかもしれません。

しかし、当相談所へ移り、プロフィールの段階で「見えづらさがあること」と「どのような工夫をして生活しているか」を明記するようにしたところ、劇的な変化が起きました。
なんと、最初から状況を理解して申し込んでくれた方とのお見合いからプレ交際への進展率が「4割」にまで跳ね上がったのです。

最初からハンディキャップを知った上で「会いたい」と言ってくれる人は、もともと多様性に対して理解があり、あなたの内面を見ようとする器の大きい方ばかりです。最初に「伝える勇気」を持つことで、相性の悪い相手との無駄なお見合いを減らし、あなたを丸ごと受け入れてくれる本命の相手と出会う確率を、圧倒的に高めることができるのです。

4. さいごに

婚活は、自分を偽って進めるものではありません。「今の自分」でどう豊かに生きているかを表現し、それに共鳴してくれるパートナーを探す旅です。
お店のメニューひとつ、スマホの拡大機能ひとつをとっても、それは立派なコミュニケーションツールになります。

「自分の見え方で、どう伝えればいいかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの魅力を最大限に引き出す伝え方を、一緒に考えていきましょう。

次は、あなたの魅力を伝えるための「プロフィール文章」を一緒に作成してみませんか?

会員様からの温かいお言葉「しっかりと私の中身を見てくれている」感動を胸に

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仲人PR文作成における、私たちの「こだわり」

10月に新規でご入会された会員様から、仲人からのPR文(推薦文)について大変嬉しいお褒めの言葉をいただきました。

「仲人のPR文について、分量的に長いかなとも思いましたが、面談を通して、内山さんが私の中身をしっかりと見てくれているのが分かったので感動しました。」

この言葉は、私たち仲人が最も大切にしている部分に光を当ててくださったものであり、視覚障害者の結婚相談所として大きな喜びと感動を覚えました。

私たちは、単に「視覚障害がある」という事実や、お仕事、趣味といった表面的な情報を羅列するだけでは、会員様の真の魅力は伝わらないと考えています。特に、いわゆる書類審査で一次試験を通過するような婚活において、プロフィール文は、会員様の人となり、価値観、そして未来のパートナーへの想いを伝えるための、極めて重要な「窓」となります。

そのため時間をかけて深くお話を伺い、時には立ち入った質問もさせていただきながら、会員様ご自身が気づいていないような長所や、お相手に伝えたい「心の声」を丁寧に言語化することを心がけています。

婚活の不安を取り除き、「安心感」に変える面談を

会員様が「分量的に長いかな」と感じられた点も、私たちにとっては重要な意味を持ちます。一般的なプロフィール文よりも詳細になるのは、面談を通じて、会員様の持つ「婚活への不安」と「本気の希望」を深く理解し、それをPR文の中に織り交ぜる必要があるからです。

視覚に障害がある方の婚活では、「障害のことをどこまで伝えるべきか」「相手はどう思うだろうか」といった不安はつきものです。私たちは、その不安をPR文の中で誠実に、かつ魅力的に伝えることで、お見合い前からお相手に「安心感」を与えることを目指しています。

面談は、単なる情報収集の時間ではありません。会員様がご自身のことを安心して話せる環境を作り、信頼関係を築くための大切なプロセスです。「内山さんが私の中身をしっかりと見てくれているのが分かった」というお言葉は、私たちが目指す「心に寄り添う面談」が実現できた証だと感じています。

これから婚活を始める皆様へ

私たちが作成する仲人PR文は、会員様一人ひとりの「人生のストーリー」を伝えるラブレターのようなものです。それは、ただ条件を並べたものではなく、会員様の魅力や、お相手と築きたい未来を鮮明に描き出すことを目的としています。

今回の会員様からの温かいお言葉を胸に、今後もすべての会員様に対し、時間を惜しまず、その方の内面にある輝きを最大限に引き出すプロフィール作成に尽力してまいります。

もし今、婚活に不安を感じている方、ご自身の魅力が伝わるのか心配な方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、私たちにお話を聞かせてください。あなたの魅力を深く理解し、未来のパートナーに届くよう、真心を込めてサポートさせていただきます。

あなたを条件ではなく人として見る

私が面談で大切にしていることです。

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心に残った新規会員さんのひとこと

「面談を通して、内山さんが私の中身をしっかりと見てくれているのが分かったので感動しました」

10月に新しく入会された方から、そんな言葉をいただきました。

短い言葉の中に、これまでの婚活で感じてきた不安や、一人の人間として理解してもらえたという安心感が滲んでいるように感じました。

条件ではなく、「人生の軸」を伺う時間

結婚相談所の面談というと、「プロフィール作成のための聞き取り」や「希望条件の確認」と思われがちです。

しかし私が本当に大切にしているのは、“どんな価値観で生きてきたのか”“どんな瞬間に幸せを感じるのか”という、その方の「人生の軸」を知ることです。

障害についてももちろん聞くのですが、どのような軸を持って、どんなところが相手にとって魅力的なのかをまず私が知るために深掘りさせていただきます。実はそこから、障害とともに生きているからこその輝きを見出せることも多いのです。

また、お相手探しにおいて重要なのは、条件の一致よりも、“方向性の一致”です。立ち位置は同じじゃないかもしれないけれど、見据える先は同じ方向。これが結婚には求められます。

「理解する」ことが、魅力を伝える第一歩

私は、会員さんを深く知らないままお相手探しを進めることはできません。

なぜなら、どれだけ魅力的な方でも、仲人である私の言葉に“実感”がなければ、お相手の心には届かないからです。

「どんな方なのか」を本気で理解することが、仲人としての責任であり、最も大切な仕事だと思っています。

あなたの想いを、私が言葉にします

面談は、単なる入会手続きではなく、“信頼関係を築く第一歩”です。

あなたが自分をうまく表現できなくても大丈夫。

時間をかけて一緒に言葉を探しながら、あなたらしさを引き出し、未来に向けての道筋を描いていきます。

結びに

「本当に自分を見てくれた」と感じてもらえる関わりを、これからも一人ひとりに。

条件ではなく“人”を見つめる婚活支援を、私は何よりも大切にしています。

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