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婚活の入口で断られた経験がある方へ──IBJシステムの現実と、当相談所が伝えたいこと

目次

他の相談所から連絡をいただいた

先日、遠方の結婚相談所のカウンセラーの方から連絡をいただきました。視覚障害のある方からご相談があり、自分たちのサービス内容を確認した上でお繋ぎしたい、というお申し出でした。

まず、そうして連絡してくださったこと自体、ありがたいと思っています。「うちでは対応できない」とその場で終わらせるのではなく、受け入れられる相談所を探そうとしてくださっていた。

その方が特に気にされていたのは、「システムを本人が自分で使えるのか」という点でした。これは多くの相談所が最初に感じる疑問だと思います。正直にお伝えします。

IBJシステム、視覚障害があっても使えるのか

当相談所が加盟しているIBJ(日本結婚相談所連盟)のシステムは、ブラウザやアプリを通じて会員自身が検索・申し込み・受け申しを行う仕組みです。スクリーンリーダーを使えば、基本的な操作は自力で行うことができます。

ただし、正直に言います。読み上げがされない箇所がある。タブキーで画面を進んでいく際に使いにくいと感じる部分がある。完全にバリアフリーかと聞かれれば、現時点ではそうではありません。

当相談所では、こうした現状をIBJのシステム開発担当へ少しずつ伝えています。視覚障害のある方が使いやすいシステムに改善してほしい、という声を上げ続けています。すぐに変わるわけではないことはわかっています。それでも、言い続けることをやめるつもりはありません。

婚活の入口にも立てない、という現実

私自身が無料相談で、何度か聞いた話があります。当事者の方から「婚活のスタートラインにも立てない」という声です。

相談に行ったけれど、活動が難しいという理由で断られた。そういう経験をしている方が、実際にいます。

断った側の相談所を責めたいわけではありません。受け入れ方がわからない、サポートできる自信がない、という状況は理解できます。ただ、その結果として婚活を諦めている方がいるとしたら、それは変えていかなければならないと思っています。

当相談所が今できることには限りがあります。「こうすれば受け入れができる」という知識や方法を、できる限り他の相談所にも広めていきたいと考えています。視覚障害のある方の婚活を、特別なことにしない世の中にしたい。それが当相談所の運営の根底にある気持ちです。

このブログにたどり着いているということは、あなたにその気持ちがあるということだと受け取っています。過去に断られた経験があっても、まだ諦めていないということだと思っています。その気持ちを、当相談所はしっかり受け取ります。まずは無料相談でお話を聞かせてください。

あわせて読みたい

成婚のご報告

このたび、全国視覚障害者結婚相談所・ふぁみまりにて、ご成婚者が誕生いたしました。心よりお祝い申し上げます。

今回ご成婚されたのは、弱視・網膜色素変性症をお持ちの40代後半の男性(教師)です。お相手は晴眼の女性で、ご入会からわずか6ヶ月でのご成婚となりました。

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どんな方が成婚されたの?

弱視・網膜色素変性症という目の病気をお持ちの方です。以前にも結婚を考えたことがあったそうですが、病気への理解が得られず、結婚直前で破談になった経験をされていました。
そのつらい経験を乗り越え、「今度こそ最初から正直に伝えたうえで、理解してくれる人と出会いたい」という思いで、全国視覚障害者結婚相談所にご入会くださいました。

晴眼の女性とのご縁

お相手は晴眼の女性です。
初めて会ったとき、彼女は彼の見えにくさを必要以上に特別扱いするのではなく、順番待ちの記入をさりげなく手伝ったり、暗い場所でそっと手を引いてくれたりと、自然体で寄り添ってくださったそうです。
その自然な優しさが、彼の心に深く響きました。

成婚までの道のり

入会後は、内山と二人三脚で活動を進めました。
毎日「朝と夜のひと言」を連絡する習慣、デートの計画と振り返りの共有、スタイリングのサポートなど、小さな積み重ねが信頼につながっていきました。また、国立障害者リハビリテーションセンターをご紹介したことで、同じ職業を持つ患者コミュニティとのつながりも生まれ、ご本人だけでなくお相手やそのご家族にとっても安心の土台となりました。

真剣交際に進んでからは、将来の住まいや生活について具体的に話し合えるようになり、6ヶ月でのご成婚退会となりました。

成婚者からのメッセージ(一部ご紹介)

見えにくさがあっても、できることを丁寧に続けること——連絡のひと言、次の約束、感謝を伝えること——その小さな積み重ねが大きな信頼になる、とおっしゃっています。
不安は一人で抱えず、専門家に頼ることも大切。婚活を楽しむ気持ちを忘れずに、一歩ずつ進んでほしいというメッセージをいただきました。

成婚者様にお伺いした詳しいエピソードが、提携の結婚相談所「ふぁみまり」が所属する連盟IBJのサイトに掲載されています。興味のある方はぜひ読んでみてください。


全国視覚障害者結婚相談所について

全国視覚障害者結婚相談所は、視覚に障害のある方の婚活を専門にサポートする結婚相談所です。さまざまな見え方の方が活動されています。


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