網膜色素変性症

網膜色素変性症があっても婚活できる?全国視覚障害者結婚相談所での活動と成婚の実例

目次

網膜色素変性症と婚活、よくある不安

網膜色素変性症は、徐々に視野が狭くなる進行性の眼疾患です。現時点での見え方だけでなく、「将来どうなるか分からない」という不確かさが、婚活をためらう大きな理由になりやすい疾患です。

よく聞く不安は、「相手に病気のことをどう伝えるか」「進行することを知ったら引かれるのでは」「そもそも自分を受け入れてくれる人がいるのか」といったものです。

実際に成婚された方も、入会前はこうした不安を抱えていました。それでも婚活に踏み出せた理由のひとつが、「最初から全部出す」という決断でした。過去に病気を隠して交際を進めた結果、関係が壊れた経験から、「隠すことが相手の時間を奪う」と気づいたとおっしゃっています。

病気の伝え方と、相手の受け取り方

網膜色素変性症を持つ方の婚活で、もっとも慎重に考える必要があるのが「いつ、どのように伝えるか」です。隠して進めることはできませんし、初対面で詳細をすべて話すことが必ずしも良いわけでもありません。

当相談所では、どの段階で開示するか相談はしますが、これまで全ての人がプロフィール段階で視覚障害があることを開示したうえで活動を進めたいと言われます。最初から知ったうえで会いに来てくれる相手とご縁をつないでいくので、後から発覚するリスクがありません。

見えにくさの具体的な内容については、その場その場で自然に伝えていくスタイルが実際の活動でも機能しています。「どこまで見えるか」を一度にすべて説明しようとするより、生活や行動のなかで少しずつ共有していくほうが、相手も受け取りやすいようです。

当相談所でご成婚された40代半ばの男性は、弱視・網膜色素変性症をお持ちで、かつて病気への理解が得られず破談になった経験がありました。それでも「最初から正直に伝えたうえで理解してくれる人と出会いたい」という思いで入会し、晴眼の女性と6ヶ月でご成婚されています。お相手は、記入が必要な場面でさりげなく手伝ったり、暗い場所でそっと手を引いてくれたりと、自然体で寄り添ってくださる方でした。

活動を続けるための具体的なサポート

婚活で必要なのは、気持ちだけではありません。連絡の取り方、デートの段取りなど、視覚障害のある方にとって、こうした実務的なサポートがあるかどうかが、活動を続けられるかどうかに直結します。

当相談所では、日々の連絡習慣づくりやデートの振り返り、デートコースなど、活動の細かい部分を一緒に整えられます。また、医療・福祉の専門機関をご紹介することもあります。先述の成婚者様の場合、国立障害者リハビリテーションセンターをご紹介したことで、同じ疾患を持つコミュニティとのつながりが生まれ、お相手やそのご家族の安心にもつながりました。

婚活は当事者だけの問題ではなく、相手とその家族も含めた関係づくりです。そこまで視野に入れたサポートをしています。

網膜色素変性症があっても、婚活を始めた方がいます。成婚した方がいます。まずは現状をお聞かせください。

あわせて読みたい

成婚のご報告

このたび、全国視覚障害者結婚相談所・ふぁみまりにて、ご成婚者が誕生いたしました。心よりお祝い申し上げます。

今回ご成婚されたのは、弱視・網膜色素変性症をお持ちの40代後半の男性(教師)です。お相手は晴眼の女性で、ご入会からわずか6ヶ月でのご成婚となりました。

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どんな方が成婚されたの?

弱視・網膜色素変性症という目の病気をお持ちの方です。以前にも結婚を考えたことがあったそうですが、病気への理解が得られず、結婚直前で破談になった経験をされていました。
そのつらい経験を乗り越え、「今度こそ最初から正直に伝えたうえで、理解してくれる人と出会いたい」という思いで、全国視覚障害者結婚相談所にご入会くださいました。

晴眼の女性とのご縁

お相手は晴眼の女性です。
初めて会ったとき、彼女は彼の見えにくさを必要以上に特別扱いするのではなく、順番待ちの記入をさりげなく手伝ったり、暗い場所でそっと手を引いてくれたりと、自然体で寄り添ってくださったそうです。
その自然な優しさが、彼の心に深く響きました。

成婚までの道のり

入会後は、内山と二人三脚で活動を進めました。
毎日「朝と夜のひと言」を連絡する習慣、デートの計画と振り返りの共有、スタイリングのサポートなど、小さな積み重ねが信頼につながっていきました。また、国立障害者リハビリテーションセンターをご紹介したことで、同じ職業を持つ患者コミュニティとのつながりも生まれ、ご本人だけでなくお相手やそのご家族にとっても安心の土台となりました。

真剣交際に進んでからは、将来の住まいや生活について具体的に話し合えるようになり、6ヶ月でのご成婚退会となりました。

成婚者からのメッセージ(一部ご紹介)

見えにくさがあっても、できることを丁寧に続けること——連絡のひと言、次の約束、感謝を伝えること——その小さな積み重ねが大きな信頼になる、とおっしゃっています。
不安は一人で抱えず、専門家に頼ることも大切。婚活を楽しむ気持ちを忘れずに、一歩ずつ進んでほしいというメッセージをいただきました。

成婚者様にお伺いした詳しいエピソードが、提携の結婚相談所「ふぁみまり」が所属する連盟IBJのサイトに掲載されています。興味のある方はぜひ読んでみてください。


全国視覚障害者結婚相談所について

全国視覚障害者結婚相談所は、視覚に障害のある方の婚活を専門にサポートする結婚相談所です。さまざまな見え方の方が活動されています。


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