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知っていますか?日本視覚障がい者美容協会

目次

一般社団法人日本視覚障がい者美容協会(JBB)とは?

先日、提携しているスタイリストさんから日本視覚障がい者美容協会(以下JBB)なるものがあると教えてもらいました。
なんでも視覚障害者向けにネイルをされている方が、美容やフェムケアのみならず、企業へのセミナーなども行っています。

「いつ見えなくなっても怖くない、そんな世界にしませんか?」を合言葉に、当事者主体の企業向けサービスも展開している一般社団法人です。「合理的配慮」が民間事業者においても義務化されましたし、今後ますますの発展が期待されます。あなたもJBBのリードユーザーとなって、生きやすい世の中を作っていくこともできますよ。

ネイルで人とのつながりが生まれる!

お話を伺って驚いたのは、ネイルをしてから駅などで声をかけられるのが増えたということでした!こんなところから、人との接点が生まれるんですね。

とても興味が湧いたので、JBBが主催するマルシェに行ってきました。企業やお店側が出展することで、視覚障害者が自由にお買い物を楽しめるというコンセプトです。じっくりとアクセサリーのお買い物を楽しまれたり、白杖にストーンをデコってもらっていたり、占いをしてもらっていました。

また、情報交換やおしゃべりの場にもなっていましたよ。

子どもの恋愛事情…視覚障害者向けの結婚相談所と聞いた母

マルシェにお邪魔させていただくと、視覚障害のお子さんを持つお母様がいらしていました。子ども自身のこととはいえ、結婚や恋愛など将来のことを心配に思っていたそうです。運営の方からお話を振っていただきご挨拶すると、「視覚障害者向けの結婚相談所があるとわかっただけでも安心しました!」とおっしゃっていました。

それと「結婚の前段階の場所がほしい」ということも。これは今後考えてみたいですね。

全国視覚障害者結婚相談所も正会員に

とても刺激的で情報にあふれた団体だと感じたので正会員になりました。また2月のマルシェにもお邪魔します。興味がある方はぜひJBBのサイトを訪れてみてください。

リンク 一般社団法人日本視覚障がい者美容協会 https://www.japan-beauty-blind.com/

視覚障害者と結婚や恋愛について生の声!

今回、生の声としてインタビューに応じてくださったのは39歳の一郎さん(仮名)です。
現在はお付き合いしているお相手がいて、その経緯などをご紹介しますので参考になればと掲載を快諾してくださいました。

一郎さんは弱視だったところ10年ほど前に全盲となりました。
3〜4年はかなりメンタルが落ちていましたが、新型コロナウイルスが人とのつながりを強く意識する契機となり、不安感や心細いような気持ちから、結婚を考えたと言います。

ここからが一郎さんの持ち味なのだと思いますが、人とつながろうと積極的に行動に移します。
ランニングを始め、仕事以外にもメールやLINEをする人ができました。

すると気持ちまで変化するのを感じたと言います。
そして、伴走者の方と恋仲に。

そんな素敵な展開には、どうしたら持っていけるのでしょうか?
その要因はどんなところにあるか聞いてみたところ、次の2点をあげてくださいました。

  • 相手の話を聴くこと
  • 自己開示

このふたつをバランスよく、聞きすぎず、話しすぎずでお互いに気持ちの良いコミュニケーションを心がけていたそうです。

それから特に、意見が自分とは違う場合でも、相手を尊重しつつ「自分はこう思う」ということも相手にしっかり伝えるようにしているそうです。
そうすることで、お互いに快い関係を築き上げて行ったとのこと。

また、結婚や恋人探しを周りからすすめられたこともあったそうですが、そのときは自分のタイミングではないと感じたそうです。
そんなときは自分の内なる声を大切にしてあげて良いのではないでしょうか。

そして、そろそろ良いかなと感じたら、周りに伝えるところから初めてみると良いかもしれません。
一郎さんが言っていました。「自分から行動することが大事だと感じました」と。

一郎さん、この度は貴重なお話をありがとうございました。

ところで、彼と話して良い刺激を受けました。
今度zoomを使って視覚障害者専用のオンライン婚活パーティを開催することにします。
いち早く日程をお知らせしますので、興味のある方はぜひLINE公式アカウント「全国視覚結婚相談」にご登録ください。

LINE公式「全国視覚結婚相談」https://lin.ee/XWarVoI