当相談所の会員で、全盲の20代男性が成婚されました。お相手とは、活動中に13人目として出会いました。この記事は、IBJに掲載された成婚エピソードを補足するものです。

全盲の方の婚活には、見た目の印象づくり、初対面での歩き方、遠方の相手との会い方など、独自の課題があります。この男性が、それぞれをどう進めたかを順に紹介します。

プロフィール写真とお見合い練習に時間をかけた

当相談所は、全盲であることを含めて受け入れてくれる相手を探しましょう、とお伝えしました。彼は、そのための準備をひとつずつしっかりと進めました。

弊社提携のスタイリスト磯谷氏とともに手持ち服やご自分の好みを伝え、プロと一緒に方向性を決めました。セミオーダーの三つ揃えのスーツを用意。ベストを着て、胸ポケットにはチーフを入れています。
そしてプロフィール写真の撮影では、先のスタイリストさんとカメラマンさんとの二人三脚で彼のベストショットを撮影。お相手様にはこのプロフィール写真をたいへん気に入っていただいており「たまにスーツを着て欲しい」と言われているのだとか。

視覚障害があると写真の仕上がりを自分の目で確認することが難しかったりします。そのため、服装や髪型を第三者に見てもらう工程が重要になります。遠方等で提携の会社でない場合は男性は、お近くの写真館などをご紹介しますので、当日仕上がり写真をどれにするかをLINEのビデオ電話などで私どもとご相談いただけます。

お見合い練習にも、しっかり時間を使いました。初対面で何を話すか、どう受け答えするかを、本番の前に整えています。

お見合いの時、髪型のセットはとても重要です。スタイリストにお願いしたことを上手に活用して、何でも相談してみてください。できることは快く協力してくださいます!

遠方の方は手持ち服のスタイリングコースもご用意がありますので、ぜひオンラインを使ってご相談ください。

交際は苦戦が続き、手引きと移動を工夫した

活動の初期は、申し込みに力を入れました。お見合いは成立しても、交際に進んでからは苦戦が続きました。

理由の一つが、手引きです。全盲の方が一緒に歩くには、手引きが必要になります。一方で、初対面に近い相手と肌が触れ合うことに抵抗を感じる、と言われたこともありました。

彼は、相手のカバンに触れるなどの方法で工夫しました。肌に直接触れない形でも歩ける方法を、相手と相談しながら探すなどしました。

遠方の方とは、オンラインでデートをされました。
新型コロナ以降、結婚相談所業界ではオンラインお見合いやオンラインデートが可能になっています。ご不明な点は無料相談にてご相談ください。

13人目のお相手とは、言葉を尽くせる関係になった

13人目のお相手は、気を利かせて先回りしてくれる女性でした。最初に、お互いの事情を話し合おうと提案してくれたのも、お相手です。彼にとっては、話しやすい流れになりました。

それまで壁になっていた歩き方や距離感は、この方との間では困りごとになりませんでした。それよりも、お互いに言葉を尽くして話せる関係になっていきました。

全盲であることを含めて受け入れる相手は、探し続ければ見つかります。ただし、見つかるまでには苦戦する時期もあるということを念頭におき、決してあきらめないことです。これは晴眼の婚活者でも同じなのです。

本当に出会えるのだろうかと不安になることもあります。結婚したいと思うなら、どんな場所に身を置くことが必要でしょうか。

あきらめずに出会えるまで活動する

これは何も視覚障害者に限った話ではなく、結婚相談所業界として広く言われていることです。
「諦めず、出会えるまで活動した方が成婚する」
当たり前のことではありますが、途中でくじけてしまう方も中にはいらっしゃいます。結婚相談所での活動は男女交際をぎゅぎゅっと縮めたような中身の濃いものであるが故に、気持ちのアップダウンに振り回されることがあります。

しかしよく考えてみれば、初めて交際したお相手と結婚できる幸運な人はほとんどいません。ですから結婚するまでには、ある程度出会って別れるという経験を重ねるのが普通です。ただ結婚相談所での活動では、短期間に出会いと別れが繰り返されます。裏を返せば、だからこそ、結婚相談所で活動する意味があるのです。

この彼の素晴らしい点の1つが周りを頼れる方だったと言うことです。ただし、相談にみえた当初はご自身のことを自己完結型と表現しているくらい、自分ひとりで問題に立ち向かうタイプの人でした。ですが、結婚相談所の強みとしては、仲人がプロフィールを作成する段階から成婚に至るまでずっと伴走し続けるという点です。それをしっかりと使って成婚まで走っていかれたと思います。もちろん大前提として、彼のやる気と自分を客観的にみる勇気、そして家族への深い優しさがありました。

この相談所でいろんな方の力を借りながら、運命のお相手を探してみませんか?応援してくれる人がたくさんいますよ。

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